2013年2月7日木曜日

私のゲート ~2011.11.11その3~

シリーズ3つ目です。

私のゲートは、この古い石造りの鳥居。石造りなので灰色です。
吸い込まれるようにしてくぐると、思い出すようにある場面が流れ始めました。


の前に、あるお話を書きましょう。

イザナギとイザナミ。
二人が雲にのり、鉾を泥に突き立て、コオロコオロとかき混ぜるとそこが日本の大地となったという神話。日本神話とか国生みとか天地開闢と言われています。(wikiの国産みページ神産みページ

日本各地を創造したあと、ふだりは色々な神を産みます。しかし火の神カグツチを出産する際、ほとのやけどが元でイザナミは死んでしまいます。

嘆き悲しむイザナギ。イザナミのいない寂しさでわんわんと泣きくれます。
そしてついに、地底にある黄泉の国(死者の国)に通じる黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)へと向かい、扉として閉じられている大きな岩を叩きながらイザナミの名前を呼びます。

どれくらいかしたあと、岩戸の後ろからイザナミの声が。
一緒に帰ろう、帰ってまた色んな神を産んで、国を作っていこうというイザナギ。
しかしイザナミは、もうすでに黄泉の食べ物を口にしてしまった、帰るわけには行かない。と断ります。
しかし何度も懇願するイザナギに、イザナミは
黄泉の王に相談しに行ってくる。といい、引き返していきました。
イザナギには長い時間でした。岩戸を開けていくらか中に入ってしまいます。
真っ暗で姿はよく見えませんが、イザナミは帰ってくるとこう言いました。
あなたが振り返らずに私を外まで連れていけたら蘇れます。
しかし案の定です。あと一歩という所で、喜びの余り振り向いたイザナギが見たものは、あまりにも変わり果てた妻の姿でした。
悲鳴を上げて逃げるイザナギ。その目は化け物を見た時のようです。
恥をかかせたわね
愛していたはずの夫からのひどい仕打ちに、黄泉の国の軍勢とともにイザナミを追いかけますが、結局イザナギは黄泉比良坂の大岩から脱出し、岩戸を塞いでしまいます。
そして離縁を申し出ました。
イザナミは言います。
今後あなたの国の住人を一日に千人殺しましょう
イザナギは返します。
では私は、一日に千五百の産屋を立てよう
こうして、一日に千人死に、千五百人が生まれるようになったのでした。
(諸説あり)

これが、今知られている大体の話。

私は、イザナミの悲しみと絶望を思い出したのでした。


あんなに愛していたのに!あんなに愛していると言っていたのに!
待っていてくれというのを破って中へ入ってきただけでなく
固く誓った約束を裏切って私の姿を見た!!!
バケモノを見る目で恐れ、つないだ手を振り払い、追いかけた私を攻撃してきた
これが、これが愛した夫の、男のすることか・・・。

その他にもフラッシュのように思い出します。

ヒノカグツチを生む時は確かに苦しかった
でも子を生む喜び故に、自分がどんなに苦しくても、産屋が全焼しても生むのはやめなかった
なのにあの人はカグツチを殺そうとした かわいい子供を殺そうとした
私が死んでからも、己の悲しみにしかフォーカスせず、すぐに迎えに来てはくれなかった
情けない 悔しい そして私のなんと惨めなことか・・・

焼けただれ、黄泉の国の生物となったこの姿を
あの人には見られたくなかったのに
絶対に振り返らぬと誓ったから信じたのに・・・


たんたんさんのクリスタルボウル演奏が終わりました。
ざわめく会場の中で、わたしはショックから立ち直れませんでした。

休み時間なく、次の中山さんの講演に入ります。
クールダウンも兼ねて、大急ぎでトイレへ。
戻ってきた時には、私の大好きな部類のお話でとても盛り上がってました。
中山さん、随分前に一度興味を持ったことがあったんですが、実際に会うのはこれが始めてです。
無茶苦茶パワフルです。そして深いです。
中学生のころ15分の臨死体験中に、違う星で1億年(だっけ)生きてきたそうです。
そしてそれを信じられる光のある目をしてました。

そしてけいこさんのアルケミークリスタルボウル。
いつも素晴らしいのですが、今回は金星を強く感じました。

中山さんの話の最中やけいこさんの演奏の最中にも、色々ありました。
いいタイミングで光がパッとつくとか、いいタイミングで雨が降り出すとか。
いろんなサインだらけで笑いの絶えない3者会談。
そしてイベントが終了したあと。

主役のお3方に挨拶をしようと大勢の人が残っていました。
そして私もけいこさんに挨拶しようとしたときです。
けいこさんに「どうだった~?」と聞かれた瞬間、関が弾けました。
「私のゲート、黄泉比良坂だったの!!!」
この話はあとでメールでお話しようと、寸前まで思っていたのに、開口一番でてしまいました。
ぶわあと涙する私に、けいこさんが話を聞いてくれようとしていると、
ちょっと離れた所にいた中山さんが、ぐわっと一直線にこっちに来て
「黄泉比良坂?」と言ってくれました。
けいこさんに、中山さんと私が、イザナギとイザナミの話をすると、とても良く似た(男に裏切られた姫神の)記憶のあるけいこさんは、そっと共感してくれました。
「イザナミ=女が先に柱を回ったからダメだって、旦那様だけじゃなく創造主に存在から否定されてしまったのよね。最初の2人の子供が不具だったのだって、イザナミのせいにされて」
瞼の裏に、失望したようなイザナギと創造主の視線・・・。
その後少し話して、一旦会話が終わって、そろそろ人もまばらになった頃。
最後に中山さんに勇気をだしてあることを聞きました。
実は中山さん、その人がどの系統の出身か、わかるんだそうです。
そして今まで、私が受けたセッションなどでどこから来たのか聞いてみても、話が違う方向にいってしまったり、スルーされたりで、なぜか教えてもらえなかったのです。
さすがに、ミーハーすぎるというか、始めてあったばかりで聞いたら失礼だよなあ・・・と遠慮していた自分の心を、今日だけはなぜか奮い立たせようと思う何かがありました。

超消極的に、もしよかったら教えていただけませんか・・・と聞いてみると
驚くくらい真っ黒い瞳で、正面から眼の奥を見通されたと思うと
「あなたは・・・金星の地底人だね」
「地底から、地表の情報を集めたり、支援していた」
「だから人とは違う視点で物事を見ることができる。頭がいいから発想も人より奇抜だし、視点も人と違うんだから、なかなか理解してもらえなくてもしょうがないよ」

出身を聞いたはずが、どんどん今の自分の悩みとリンクしていきます。
勝手に涙が・・・
しかもさっきのけいこさんの演奏中、宇宙から星の核の方に降りていくイメージがあったのでした。
イザナミが地底にいたのとリンクしますね、というと
貴方がイザナミの魂=悲しみを癒すことで、これからの恋愛も日本の女性たちもどんどん明るく変わっていく。最初地球にきたときに地底にいって何かしてたイメージない?
あります!地中に潜って、何かをインプットして・・・

などなど、撤収前の貴重な時間にたくさん話をしてくださいました。
むしろ途中からイザナミが中山さんと話してるみたいに号泣してました。

最後にハグしたときに、私の口から
「ずっと会いたかったんです」と。
大昔にどこかで会ってたんでしょうね。


そんなこんなで終った、わたしの2012.11.11。
信じても裏切られる、愛しても裏切られる。さらに、女(イザナミ)が良かれと思ってやったことは否定される、だめになる。存在自体を愛してもらえない。などなど、私の人生でもかなり辛かった記憶とこれらの観念が深いとこで繋がっていたのがわかりました。
更にそこに、魔女時代の体験も相まって、信じた者たちからの裏切りの記憶(信念)ができあがっちゃったわけです。
アトピーもちょっとつながるね。

もともと文章書くの好きなのに、ブログだと「読んでる人に誤解され糾弾され裏切られる」みたいなすりこみがあるんですね・・・。
もちろんコメントもらうのは嬉しいしありがたいです!!でもすぐ返せない時があるのはこういうわけなんで申し訳ない!

イザナミさんも、私のインナーでカッスカスになってましたが、その後たくさん会いにいったり、ハートの温泉に入れたりして、だいぶふっくらして来ました。
でもまだ温泉からは出てきてないから、もうちょっとかな~。

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